「ママたちのおしゃべり会」開催します！

　西海市に移住し、現在8歳と4歳の子育てに奮闘している山本博子さんが５月２８日（土）、「西海市へ嫁いだ　ママたちのおしゃべり会」をHOGETで開きます。「ママたちに元気になってもらいたい」。親子のコミュニケーション力を高める「マザーズティーチャー」の資格も持つ山本さんに、企画の趣旨を尋ねました。

　山本さんは東彼杵郡波佐見町出身。３６歳で長男を出産しました。待望の子供の誕生で、「より『良い』子育てをしたい」と強く思うように。ですが、理想とは裏腹に、ストレスが溜まって子供にイライラをぶつけたり、そんな自分を責めるように日記にマイナスな言葉を書き連ねたり…。どこか育児に”正解”を求めてしまう日々を送っていました。

　４０歳で次男を出産。偶然、親子のコミュニケーション力を高める「マザーズコーチングスクール」（NPO法人トラストコーチング提唱）の資格があることを知り、受講しました。そこで、親子関係を見つめ直す前に、まずは自分との向き合い方が重要だということを教わったのです。「母親の気持ちやイライラが全て子供に影響する。だんだんと自分を責めにくくなりました」と振り返ります。

独りじゃないよ

　２年前、佐世保市からご主人の実家がある西海市に移住しました。慣れない土地で、迷いながらの子育て。同世代の子供が少ない集落で人とのつながりもなく、孤独を感じていました。さらに、新型コロナウイルスの影響で、学校行事が減り、親同士が集まる機会も激減。「きっと、私と同じように不安や孤独を感じているママたちがいるはず」。そう想像を巡らせると、どうにかママたちに寄り添えないかな…と考えるようになりました。

　そんな時、地域の発信拠点を目指すHOGETの存在を知り、人が集ってコミュニティを生む場づくりに共感したと言います。「ママたちだけが子育てを抱え込むのではなく、地域で子育てをしていきたい。ママたちの孤独をなくしたい」。そう決心し、おしゃべり会を企画しました。

　今回のトークテーマは「西海市の子育て」。参加対象者は、西海市で子育てをしているママですが、企画に興味がある人もOK。「私が何か教える立場ではなく、みなさんがどう子育てしているのか情報交換をしたい。そして、『独りじゃないよ』と伝えられる場になれば」。チャーミングな笑顔が印象的な山本さんと話した後は、不思議と心が軽くなった気がしました。

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