2023/07/10

「無名の本棚。」設置と共有文庫イベントレポ

HOGET広報のかまさきです。

2023年7月より、HOGETに「無名の本棚。」を常設することになりました。

こちらの本棚は、『本を一冊持ってきたら、好きな本を一冊持って帰ることができる』無料の交換型本棚です。

西海市には本屋さんも少ないし、大きい図書館もないので、本との出会いを楽しめる場所が欲しいなぁという思いからHOGETに本を置くことにしました。

設置にあたり、佐世保の「屋根裏文庫 @yaneura_bunko」さんにご協力いただきました。

2020年5月、屋根裏文庫が呼びかけた共有文庫「Book Bird」プロジェクト。
『本を一冊持ってきたら、好きな本を一冊持って帰ることができる』
共有文庫は、利用する人の数だけ豊かになる本棚が自然に出来ていく仕組みになっています。
このプロジェクトは、鳥が飛び回るように、本が立ち寄る共有文庫が色んな場所にできたらいいなという思いから生まれました。

共有文庫「Book Bird」プロジェクト

私自身、屋根裏文庫さんが大好きで、個人的にときどき本の交換に行っていたことから、事情を説明し同じシステムを導入させていただけることに。

導入に向けての打ち合わせの際に、「一緒にイベントしましょう!」という嬉しいご提案も。

そのような流れで、文月のはじめにあたる7月1日、「無名の本棚。」のスタートを記念するポップアップイベントを開催しました。

プロジェクトの発起人である、屋根裏文庫さん。

プロジェクトに参加しておられる、ごちゃまぜ文庫さん( @iwamoto.coffee  ※早岐のイワモトコーヒー)に棚を持ってきていただき、3つの本棚を設置して交換会を行いました。

当日は天気が悪かったにもかかわらず、多くの人に足を運んでいただけました。

本屋さんのように作者ごとに綺麗に並んでいるわけでもなく、ジャンルも年代もばらばら。

偶然とも運命ともいえる新しい本との出会いにみなさんワクワクしておられました。

なかには、自分のお店でも共有文庫のシステムを導入したいと言う嬉しいお声も。

参加する本棚が増えていくと、本棚ごと交換するなどの楽しみも広がりそうですね。

本を通して会話が生まれ、人と人も繋がっていく。

HOGETが地域交流拠点として目指す姿が、垣間見えたような一日でした。

無名の本棚は、イベント以降も常設しております。

館内用シールのない本はすべて交換いただけます。

(※漫画と雑誌の交換はご遠慮ください)

珈琲飲みながら一日読書を楽しまれる方も歓迎です。

ドリップコーヒーおかわり200円、リフィルコーヒーというサービスもございます。

自由になんでもお書きいただける「交換ノート」も一緒に置いております。

本の内容に関わることでも、そうでないことでも、ぜひ何かメッセージをお残しください。

ものづくりの会社が運営するHOGET。

地域の拠点として、アートやカルチャーに触れるワクワクする企画を今後もたくさん考えていきます。

こういったイベントやって欲しい。こういった取り組みして欲しい。などご意見お聞かせください。

みなさまのお越しをお待ちしております。